
在日コリアン青年連合(KEY)とは?
KEYは“在日コリアン青年が集い、学びあう場”であり、“在日コリアン青年が運営するNGO”です。
韓国籍・朝鮮籍・日本国籍などの国籍を問わず朝鮮半島にルーツを持つ青年が、同じルーツを持つ仲間と出会ったり、自分のルーツに触れたりすることのできる場であり、様々な活動を通じて在日コリアン青年のエンパワメントを行っています。また、市民としての社会活動や情報発信を行っています。
KEYは在日コリアン青年一人ひとりが持つ無限の可能性に依拠し、自由で創造的な活動を行っていきたいと考えています。
※KEY(ケーイーワイ)は「KorEan Youth」の大文字をとって作った略称です。私たちはこの名称に、「だれもがKEY PERSON(キー・パーソン)である在日コリアン青年のためのKEY STATION(キー・ステーション)」でありたいという思いを込めています。

■新しいロゴマークについて
”未来を開くカギは、ひとつじゃない”
ー多様性の尊重と、開かれたコミュニティ活動づくり
様々なカギが対等につながって、明るくやさしいコミュニティを作っているイメージを、多様な色と形のカギで表現しました。また、カギが輪になり、外に向かって広がっていこうとすることで、多様な在日コリアン青年一人ひとりのエンパワメント空間と開かれたコミュニティ活動づくりというKEYの志向性を表現しています。

■めざすもの
○ミッション
「教育及び実践を通じて、在日コリアン青年が肯定され自己実現できる社会を創造するとともに、日本と朝鮮半島ひいては東アジアにおける平和の確立と人権の伸長に貢献する」
多民族多文化共生社会の実現
近年高まっているヘイトスピーチ(差別扇動)に反対し、多様なマイノリティが尊重される多民族多文化共生社会の実現を目指しています。在日コリアンをはじめとした在日外国人への偏見・差別をなくし、権利を向上させるために行動します。
歴史認識にもとづいた東アジアの平和実現
植民地支配や戦争の被害者に対する戦後補償、歴史修正主義への対抗、朝鮮半島の和解と統一など、東アジアをとりまく様々な問題の解決と平和の実現を目指しています。今を生きる若者として歴史に向き合い学ぶとともに、在日コリアンとしての立場からの社会発信、草の根の市民交流・相互理解に取り組みます。
このような目標を達成するため、「在日に根ざし、祖国に参加し、世界に連なる」という理念を掲げています。在日コリアンであることに軸を置きながら、日本と朝鮮半島にまたがった思考と行動様式を通じて、人権と平和にもとづいた世界を実現することを目指します。
※在日コリアン青年連合の規約(第十版)についてはこちら ※過去の宣言文はこちら
■団体の沿革/これまでの主な活動
1991年 「在日韓国青年連合」結成
「戦後補償を考える集い」
1994年 「日本と韓国を結ぶ<出会いと交流>事業」
1995年 阪神・淡路大震災緊急支援活動
1997年 「〈日本-在日-韓国〉青年学生フォーラム」
(以降、2006年まで「ユースフォーラム」を毎年開催)
2001年 「結成10周年記念式典」
2003年 「在日コリアン青年連合(KEY)」へ団体名称変更 【団体名称変更に際する発表文】
2004年 「朝日国交正常化と東北アジアの平和を考えるキャンペーン」
2005年 「戦後/解放60年、原爆投下60年 記憶を刻み、共に歩むキャンペーン」
2006年 「日本軍「慰安婦」問題の解決を求めるキャンペーン」
2007年 「~いま伝えたい“在日コリアン”~青年発信事業」
2010年 「在日外国人青年シンポジウム-マイノリティとともに考える『多文化共生』」
2010年 「日韓ユースキャンプ-日本と朝鮮半島の100年を学び対話する-」
2011年 「結成20周年記念シンポジウム 在日コリアンの未来を考える」【報告】 【20周年宣言】
2012年 「KEY-KYC姉妹結縁10周年記念行事 <日本-在日-韓国>ユースリンク」
2013年 「レイシズムに対抗する関西集会」「レイシズムに対抗する東京集会」
2014年 「相談事業キックオフイベント・マイノリティの若者はいま」
「家庭に眠る歴史資料発掘キャンペーン」
2015年 「未来世代のための在日コリアン歴史プロジェクト」
「「解放」70年 世代をつなぐ在日コリアンパネルトーク」
2016年 No More HATE CRIME 金滿里さん講演会-私たちの中の優性思想を考える-
2017年 「在日コリアンの歴史を歩く:未来世代のためのガイドブック」(彩流社)出版
コリアンブックカフェ「ちぇっちゃり」大阪事務所に開設
ガイドブック出版&ブックカフェOPEN記念 在日コリアン青年の新たな可能性を開くフォーラム-韓青連・KEY結成四半世紀を超えて-
2018年 徐台教さんトークイベント~朝鮮戦争の終結と非核 化への展望を語る~